今ライト・ア・ライトにいる若い女性デザイナーによく言うのは、
「コピーの良し悪しを判断できるデザイナーを目指しなさい」ということです。
デザインの仕事がより多面的、複層的になっていくことが予想されます。
その中で、デザインのアイデアとともに、コピーに対する感性を持っていることは、
将来の彼女を見据えた場合、大きな武器になると思っています。
彼女と話していて思うのは、言葉選びのセンスの良さです。
話す言葉の中にちりばめられた単語がすごくいいのです。
これは彼女が持って生まれたもので、
デザインの仕事に活かすことで、よりデザイナーとしての可能性が広がっていくと思うのです。
だから、「コピーの良し悪しを判断できるデザイナーを目指しなさい」。
ライトには珍しいアーティスト指向の彼女なのですが、
この1年仕事をする中で、僕の想像を越える一面を見せてくれるようになりました。
最近、WEBの仕事で、
「こういうアーティスティックな表現をやりたいんじゃないの?」
と話しを振ってみると、ちょっと考えて
「それは得意先のコンセプトと外れていると思います」
と答えた。
アーティスト性と論理性を兼ね備えていることも彼女の魅力なのかなと思います。