ボウリングのセンターピン。一番前に立っているピンがあります。
それを倒さない限り、ストライクを取ることはできません。
僕は得意先の話を聞く時には、
「このビジネスのセンターピンは何なのか?」
を考えています。
センターピンを見つけることで、
何を目的にしていくのかがはっきりします。
そして、先ほどボウリングをたとえに出しましたが、
センターピンを倒すことで、
その後ろにあるピンも一気に倒すことができるのです。
そして、強いボールを投げなくても、ちゃんとストライクが取れるのです。
例えば、「食」を主業としているBtoC企業があります。
この場合、「魅力ある食」がセンターピンになります。
食は誰もが興味を持っていることですし、
さらには消費者の目にも触れやすい。
その理由を考えれば、先頭に立っているピンは
「魅力ある食」の提案が重要だと思います。
そして、そのセンターピンに注目が集まることで
後ろにあるブランディングの考え方、デザインのこだわり、
社員の熱心さ、ユニークのアイデアなどもどんどん目に触れるようになっていきます。
波及効果をもたらす結果になります。期待値も同様に上がっていきます。
センターピンは目立ち、そしてわかりやすいものでなければなりません。
「御社のビジネスの一番大事なところは何ですか?」
その質問に対する回答がわかりにくかったり、長々としたものでは
消費者には受け入れてもらえません。
シンプルでわかりやすいことも重要です。
消費者は何十ページに及ぶ企画書を読んで、商品を選ぶわけではないので。