僕も親は中小企業の経営者でした。
そして、その家に生まれ育った者には、
やはり「中小企業のDNA」が息づいていると思います。
僕にも、それは息づいていると思います。
中小企業には広報費を予算化しているところは少ない。
今あるお金の中から、広報費に回してくる。
中小企業の社長から相談を受ける際に、
「予算、これしかないんですが」
と申し訳なさそうに言われることがあります。
そして、
「そんなことはありません。大丈夫です」
と僕は答えるようにしています。
この厳しい時代に
なんとか活路を開こうとして
捻出してきた大切なお金です。
金額の大小ではなく、その真剣な気持ちに何とか応えたいと思うのです。
中小企業の経営者の家に生まれた者は、
企業の経営で悩む姿も、市場の中で悪戦苦闘する姿も
小さい頃から目にしてきている。
そして、小さい頃の記憶が、今の仕事に役立っていると思うことも多いのです。