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良い文章とは何か?

「踏み出す一歩」という本があります。
この本の著者は、ソフトバンクホークスの投手コーチだった倉野信次さんです。

倉野さんは11年のプロ生活の後、指導者の道を歩み始めた方。
多くの選手を育てあげ、「名コーチ」と呼ばれる方です。
評価を十分に獲得した倉野さんが
ソフトバンクホークスを辞めて、アメリカへ単身コーチ修行に出る。
その顛末をまとめたのがこの「踏み出す一歩」です。

倉野さんは作家ではありません。文章だけを見れば、決してうまいとは言えない。
それでもなぜこれだけ自分が心を動かされるのだろうと考えました。

それは、倉野さんの気持ちが伝わる文章だからだと思います。

48歳がまるで少年のように、野球に向き合い、
言葉もわからないアメリカで選手たちに思いを伝える。
そして、アメリカで野球を教えることの高揚感。
今年読んだ本では、一番のワクワク感がありました。

言葉の使い方、表現の巧みさ、それらはすごく大事です。
でも、それ以上に大事なことは、人の心に刺さることです。