先日。取材させていただいた方は、
コンサルティング業を長年やってきた方で、
同時にペンションの経営もなさっている。
僕と同じ年齢の方でした。
ペンション経営を始めたのは5年前。
なぜ畑違いのペンション経営を始めたのか?
その質問に対して
「人の喜ぶ姿や笑顔に触れられる『実業』をやってみたかったんです」
と答えられた。
僕はその気持ちがすごくよくわかるのです。
広告の仕事は消費されていく。役目を果たしたら、すぐに消えていく。
コンサルティングも同じように「確かな手ごたえ」を感じにくい仕事だと思います。
仕事人としての最終コーナーを回ってくると、
何かを残したい、何かをつかみ取りたいという気持ちが強くなってくるのは
特別なことではないと思います。
20代、30代の頃は、自分のことしか考えていませんでした。
ただ、年齢を重ねる中で少しずつ変化していく。
自分が働いてきた業界全体を考えますし、
さらには、地域のことも考えるようになっていきます。