２０代の若手に、
２０代のうちにやっておくべきこととして伝えるのは、
「正しく叱られ、正しく恥をかく」ということです。

叱られるのは嫌でしょう。もちろん恥をかくのも嫌なことでしょう。
ただ、この経験というのは２０代だからこそできるものなのです。
３０代、４０代になると、叱られること、恥をかくということを避けるようになる。
「この年になって」という気持ちが強くなるからです。
叱られることも、恥をかくことも、２０代だからこそ経験できる特権なのです。

そして「正しく」というところが一番のポイントです。

否定されたり、自分の至らない部分を指摘されることは気分の良いことではないかもしれません。
「でも自分は違う」という受け取り方をするのではなく、素直になって、一度すべて受け入れる。
そして、改善していくことが重要なのです。

正しく叱られ、正しく恥をかいてきた人間には、仕事の中で必要な強さが宿ります。
そして、叱ってくれた人、恥をかかせてくれた人に、後になって感謝するのです。