仕事をする上で、僕の頭の中にある「自伝」を意識しています。
「ここでこういう展開になったら面白いだろうな」とか、
「こういうピンチを迎えて、大逆転したら盛り上がるだろうな」とか、
そういうことを日々考えています。
これはけっこう自分を後押ししてくれています。
例えば、夜中に一人で企画書を書いている時は
孤独な作業ですし、もうこれくらいでいいかなと思う時もあるのです。
でも、そういう時にこそ、理想のストーリーを頭の中で発動させる。
それは過剰なほど「劇的」なほうがいい。
そういう想像をすることで、見る見る力が湧いてきます。
こんなんじゃダメだ。もっとクオリティを上げないとという気持ちになるのです。
そして、自分が理想にしていた筋書通りに進むと、本当にうれしいし、面白い。
人生にはいろいろ大切な時間があります。
その中で仕事が占める時間は決して少なくありません。
人生の物語を振り返った時、そのページがペラっとしたものだったら
平坦なものだろうし、もし読者がいたとしたら、つまらない物語だと思う。
僕にとって「物語思考」は、内的モチベーションを上げるために非常に貢献してくれています。