message

自分の窮屈さを見逃さない

それははっきりしたものではないのですが、
仕事をしていて、「窮屈さ」をかすかに感じることがあります。
これは自分がまた違うステージに進んだことのサインだと感じるようになりました。

例えば、
得意先からのオーダーがパンフレットを作ってほしいというものだったとします。
僕はそれに向き合いながら、
「ページ数の多いパンフレットは本当に必要なのか?違うもののほうがいいのではないか」
と思うことがあります。
そして、その違う選択肢が、ショップカードでもなく、映像でもなく、WEBでもなく、
得意先の売り方自体を変えたほうがいいと思うことがあります。

以前であれば、自分の仕事の領域内で考えていたことが、
より得意先に踏み込むことで、違う方法論が思い浮かぶようになってきました。

「窮屈さ」は今の自分に対する、変化のサイン。
それを見逃さないようにして、次の一手に変えていく。

企画制作会社は「提案」こそが命です。
そして、「提案」せずに、得意先の言うがままに仕事をするのはやっぱり危険なことだと思いますし、
映像、グラフィック、WEBなど、今までの範疇で解決しようとする姿勢も同じように危ない。

制作会社の未来が危ういということは、若い世代のほうが敏感なはず。
ただ、それは「今までと同じやり方をしている制作会社の未来」です。

今の時代を察知して、提案を繰り返していくという姿勢を持っていれば、
僕は企画制作会社はまだまだ仕事があると考えています。