message

バイヤーズイン発想

マーケティング用語で、
「マーケットイン」という言葉が使われます。
僕もこの言葉はよく使います。

例えば、自分が駆け出しのライターだとして、
今の「ライター市場」に参入しようと考えた場合、
どのような戦略を立てるか。

・ベテランは多いけれど、若い人は少ない。若さを売り物にしよう。
・写真を撮るのも得意なほうだ。ライター兼カメラをアピールしよう。
・この領域は誰にも負けない自信がある。「〇〇専門」を武器にしよう。

どれも方法として正しいと思いますが、自分本位の考え方であるとも言えます。

僕が最近思うのは、「バイヤーズイン」という発想です。

まずお金を出してくれる人、買ってくれる人を見定め、
その人たちが喜んでお金を出してくれることを考えるのです。

・広告代理店の営業は忙しい。営業の一部を肩代わりできるライターになろう。
・岩手県では、専任の企業担当者がいるところは少ない。
 広報全般を担当できるライターを目指そう。
・時間が限られているところで台本を作るのは大変なはず。
 スピード感のある台本制作も売り物に加えよう。

自分本位ではなく、買い手の課題を解決することが
仕事につながっていくと思います。

これはライト・ア・ライトの新規開拓にも同じこと。

得意先が困っていることに視点を置き、それに対応した企画を考えることが大事。
自分がやりたい企画ではなく、得意先に貢献できる企画。
その視点を持てるかどうかで企画者としての価値が決まると思います。