大学時代にアルバイトしていた会社の先輩に言われた言葉です。
「自分の都合のいいところだけ切り取るな!」
学生の自分が書いたキャッチコピーを褒められたことがありました。
有頂天になって、それを他の先輩コピーライターに話したところ、
この言葉でたしなめられた。
今、おまえがやなかけれなならいことは、褒められたことを自慢することではなくて、
自分の至らない部分を一つでも多く見つけ、克服することだという意味だと思います。
人の脳みそというのは、自分を肯定していくれる情報だけを切り取って、
自分の都合よく解釈してしまうものです。ああ、これでいいんだと思いたいのです。
学生時代の自分にとって、本当に痛い一言ではありましたが、
僕はそういう先輩に出会えたことが幸運でしたし、今も感謝しています。
そして、その教えを守り、僕は「こう言ってくれるけれど、本意は何なのだろう」と
考える習慣が身に付きました。
自分の都合のいいところは無視していいのです。
自分の都合の悪いところに目を向けることで
本当の意味での成長が始まるのだと思います。