最近、外国の広告を見ています。
スウェーデンの動画でこんなものがありました。
科学者とおぼしき男性が
人の細胞を培養して、肉を作り出す。
そして、出来上がった肉を人々が食べているというものです。
この動画内では、なんの答えも提示されません。
ただあるかわからない「未来」の風景や生活を映しているだけです。
食料不足の先に待っているのは、こんな世界かもしれません。
という提示があるだけです。
日本人は世界の中でも際立って「不確実性」への対応が苦手と言われています。
答えを与えられないことに対して、不安を感じてしまう。
学校教育でも、たいがいの場合、ただ一つの正解が用意されています。
ただ、外国においては、答えを得るのではなく、
考えるきっかけにするという手法が増えています。
自分の頭で考え、自分なりの正解を出すことを視聴者に期待されている。
日本の国民性は大事だけれど、
これからは世界の様々な考え方に、日本人は取り込まれていく。
不確実性の時代の中で、
僕たちは、答えをもらうのではなく、自分で考えることを求められるようになる。
そんな予感がしています。
そして、それを受け入れることで、日本の新しい活力が生まれるのではないかと期待しているのです。