ライト・ア・ライトを立ち上げた2012年。
目指したのは「岩手を面白くする会社」というものです。
理由は単純で、その当時、僕自身がその当時の岩手を面白いと思っていなかったからです。
そういう思いだけが太い幹としてあったけれど、解像度は極めて低いものでした。
「面白い」というのは、人によって大きく変わるものですし。
あれから10年以上が経って、解像度はぐんと上がってきています。
僕にとっては
・高い価値を持っている企業を世の中に伝え、正当に評価され、それが利益として形に現れること
・多くの人の心をとらえる魅力を持ち、それをめがけて人が訪れること
・まったく接点のなかった企業同士が結びつき、新しい商品やサービスが生まれること
これらはすべて「面白い」ことだと言えます。
そして、それらには売上とか、動員数とか、明確な数字が付随しています。
「面白い」は印象ではなく、数字で表せる。だから、数字にこだわり、数字から逃げたくないのです。
「ぜんぜん儲からなかったけど、面白かったね」
「効果は出なかったけど、それはそれで」ではダメだと思っています。
一方で矛盾していることを書きます。
僕は企業として、当然利益を上げることを考え続けます。
ただ、儲けることだけを考えていたら、
ライト・ア・ライトはとうに折れていたとも思うのです。
岩手を面白くしているという実感があるからこそ、頑張れるとも言えるのです。