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自分の中に、「物語」を増やす

仲のいい得意先の創業社長に聞くのは苦労話です。
これは僕の「趣味」と言ってもいいものです。

創業社長というのは、僕もそうですが、
順風満帆ではない時を過ごしています。
ピンチと言えるものです。

共通しているのは、多くの社長が
誰にも相談せずに自分で考えたことを実行していることです。
創業社長というのは、たいがいが孤独です。
相談できる相手がいないと言えるかもしれない。
でも、誰の力も借りずに、自分の力で乗り越えたというのは
大きな自信になることは間違いありません。

僕はそういう「物語」を聞くのが本当に好きなのです。

「この得意先を失ったらアウトという場面で、自分はこんなことをした」

「このコンペは絶対落とせない。その時に、自分はこういう方法で見事勝ち取った」

これらの話を聞くことで、
僕は疑似体験をし、その社長の物語は自分の物語となって蓄積されていく。

「対応力」というのは、たくさんの物語を自分の中に持つことなのかもしれません。