message

美文だから、生き残るわけではない

東京で活躍するライター兼編集者の菊地高弘さんが言っていた言葉です。

まさに名言だと思います。

 

10月からTBSで始まる「下剋上球児」は

菊地さんの書いた本が下敷きになっています。

たくさんの書籍を出している菊地さんですが、

自身のツイッターから火が点いた「高校野球あるある」や

県外から越境してきた選手を取り上げた「俺たちはガイジン部隊じゃない」など、

視点の新しさで評価を獲得してきました。

それはまさに「企画」の力だと思うのです。

 

「美文だから、生き残るわけではない」

この言葉は、盛岡に来た時に、夜食事している中で出てきた言葉です。

出版不況で、ライターという仕事で生活をしていくことが難しくなってきました。

そして、その中で生き抜くための話をしていた時に、この言葉が出てきた。

十分うまいですが、菊地さん自身、文章の巧みさで勝負するライターではない。

むしろ、そうでなかったからこそ、違う部分で勝負したからこそ、

菊地さんに日が当たったのだと僕は思っています。

 

「美文だから、生き残るわけではない」

企画というものが持つ、大きな波及力を教えてくれる言葉だと思います。