忙しい人と仕事をすることで
いちばん学べることは、話し方だと思います。
これは僕が新人時代に実感したことです。
忙しい人は、当たり前ですが、やることがたくさんあります。
スケジュールもびっしりです。
そういう中で、ある意味、自分の話を聞いてもらうために
「割り込み」をしなければなりません。
そして、的を得ない話、要領を得ない話はたいがい流される。
流されるのはいいほうで、逆鱗に触れてしまうこともあります。
(何度も怒られましたよ。僕は)
そこで学んだのは、
(1)一言で要点を伝えること
(2)興味をそそる内容になっていること
忙しい人と日々仕事をしているとこれが身に付きます。
よく「結論から話すこと」と書いてある本がありますが、
それだけでは足りないのです。「ちゃんと聞いてもらい、伝わること」が一番大事なことなので。
例えば、一例です。
(1) 「〇〇さん、任されたコンペなんですが、残念ながら負けました」
(2) 「ただ、このコンペで初めて起用したデザイナーがすごく良くて、
負けはしましたけど、〇〇さんに紹介します」
わかりますよね。自分のことだけでなく、相手にも興味のある内容になっています。
人というのは、自分にメリットがあることは知りたいものです。
相手の立場に立って、話すことが一番重要なのです。