かつて毎日のように会い、仕事をしていた若者がいました。
彼は東京の会社に転職したことで、岩手からいなくなってしまった。
その彼が岩手を離れる直前に食事したのですが、
「自分はいずれ岩手に戻ってきます。
それまで、このライト・ア・ライトが作った『文化』を守り続けてください」と言われた。
すごく大げさな言葉だなとその時は笑ってすました。
ただ、今は、彼が言っていたであろう「文化」の意味を考え、
ちゃんと残しておきたいという気持ちになっています。
「文化」とは思想的な意味合いが強い。
そして、それがみんなが共感するものであれば、
ちゃんと受け継いでいってもらえるし、
長い時間をかけて根付いていくものだと思います。
地方の企画制作会社のあるべき姿は
ちゃんと形にして、わかりやすい言葉で説明する。
それくらいならできるかもしれない。
そんなことを思っています。カッコつけすぎですかね?