ケインズという有名な経済学者がいます。
1930年、彼はスピーチの中で
「100年後には、富の増加と技術の進歩のおかげで
みんな週15時間しか働かなくなるだろう。
人の悩みは忙しいことではなく、
あり余る余暇をいかにうまく過ごすかということになるだろう」
という話をしました。
大学時代にこの話を聞いて、衝撃を受けたし、
自分が年老いた時、そんなゆったりと過ごせる時代が来たらいいなと思っていたのです。
ケインズが予言した100年後まで、あと7年しかない。
そして、僕はあと7年で、そんな生活には到底なるとは思えないのです。
ケインズの予言はおそらくはずれるでしょう。
僕たちは否応なく、目まぐるしい日々を送ることになるのでしょう。
まあ、実現したとしても、元々余暇の過ごし方が下手なので、
そんな時代はあまりうれしくないような気もするのです。今となっては。