人を採用する際には、
ロマン型(新卒)、途上型(キャリアの浅い中途)、即戦力型(キャリアのある中途)
と3つに分類しています。
大まかにいえば、この3つなのですが、
例えば、即戦力型を見る場合には、
変化に挑める即戦力型、変化に挑めない即戦力型
というように細かに砕いていきます。
変化に挑めない即戦力型は、チームワークが苦手で、
どうしても自分ひとりで仕事をしてしまう。
そして、それを変えることができないタイプが多い。
ある意味、「職人」の要素が強いです。
変化に挑める即戦力型は、
新しいことにどんどんチャレンジしていくことができるので、
ある意味、時代に合わせて変わっていける。
これからはこういう制作者が重要になってくると思います。
一番見極めが難しくて、そして、わくわくするのがロマン型です。
「この人が、こういう風に育っていったら、すごいことになるぞ」
というタイプです。受け入れる側の育て方が問われる。
ジャイアンツに戸郷翔征というピッチャーがいます。
彼はドラフト6位で入団した選手です。まさにロマン型。
誰もがいいと思う選手はドラフト1位で指名されます。
ただ、その選手のキラリと光るものを見出して、
それを伸ばしてあげれば、とてつもない選手に育つのでは。
ジャイアンツのスカウトは、可能性を感じて戸郷選手を指名したと思います。
今や同世代の中で一番の出世株。まさに大化けしました。
ロマン型は、採用する側にも夢を見させてくれます。
そして、キラリと光るものを見過ごさないように
ちゃんと接したいと思うのです。