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その人の「完成形」を見る

採用する際に、僕はほとんど履歴書を見ません。

履歴書には過去のことしか書いていないからです。

 

採用する側としてみるべきは、

その人の未来の姿であり、

うちの会社で働いていった時の完成形です。

 

本人が希望していることを伸ばしていった場合、

あるいは、こちらがやってほしいことを磨いていった場合、

完成形はどうなるのか。それを見据えて面談を進めていきます。

 

中途採用の場合は、

完成形から逆算してどの位置にいるか。

新卒の場合は、

ロマン型で、これからどのようなキャリアを積ませるか。

そういうことを考えています。

 

プロ野球の場合は特に顕著なのですが、

やはり高卒のロマン型は、当たり外れが多い。

編成が思い描いた成長を遂げない場合も多く、

早いうちに戦力外通告を受けることもある。

一方で、やはり猛烈なスケールを持った選手は高卒の選手が多い。

理想的な成長を遂げた後は、編成の想像をはるかに超えた存在になりうる。

ダルビッシュも、大谷翔平も高卒入団です。

 

僕はこれからの時代に合ったスケール感のある社員を育てていきたいと思っています。