先日、お付き合いのある社長さんを訪問してきました。
なかなか人が集まりづらい業界なのですが、
離職率も低く、若い人も定期的に採用している。
中小企業にとって、採用はなかなか難しい時代です。
そういう中で、なぜ、この企業に人が集まるのか。
お付き合いただいていますが、
そういう話をじっくり聞いたことがなかったので
ちょっとお時間をいただいたしだいです。
社長の話で印象に残っているのは、
失敗を評価するということです。
実際、仕事で失敗したことを報告した人は、
査定もアップし、ボーナスに反映される。
失敗というのは隠したいものです。
こっそり処理したいという人のほうが多い。
ですが、隠されることで、
なぜ失敗が起きたのかを検証する機会は失われてしまいます。
この企業のように、失敗を肯定的にとらえ、
会社の財産に変えていく姿勢が社員に伝わることで
隠し事のない風通しのいい社風を作り出している。
「誰もミスしたくてミスをしているわけではない。
会社を代表して、ミスをしてくれた。
そしてそれをみんなに共有してくれた。そういう人を評価しないと」
社長の言葉が今も残っています。