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外界を知る

「文章に詰まったら、届けたい相手を想像しながら書くといい」

新人の頃に先輩に教わったことです。

届けたい相手のプロフィールがぼんやりしていると、

やはりぼんやりとした文章になってしまいます。

だからこそ、届けたい相手をより具体的に思い描くことは効果があると思います。

 

僕は、僕と違う仕事をしている人たちとのネットワークを大切にしています。

仕事の仕組みも利益構造もまったく違う。

そういう人たちを大切にしています。

そして、文章に詰まった時に思い描くのは、自分と遠いほうがいい。

「あの人はこの説明でわかってくれるだろうか」

「あの人はこの商品のメリットを喜んでくれるだろうか」

いわば、「普通に暮らす人」の感覚がわかっていないと、

どんどん独りよがりのものになっていくと思います。

 

もちろん「感度の高い生活者」や「モノにこだわりを持つ生活者」を

対象にすることもありますが、それは本当に少ないです。

「普通に暮らす人」を対象にした商品のほうが圧倒的に多い。

だからこそ「普通の感覚」が大切だと思うのです。