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仮想ライバル

僕の周囲には、同年代のライバルがいませんでした。

これは僕の人生にとって、とても不幸なことです。

 

以前勤めてきた会社は、

全国規模の広告代理店で、東京の本社には、

たくさんの同年代が働いていました。

雑誌などで、彼らの活躍を見るたびに、

すごいなと思いましたし、もっと頑張らないとという気持ちにさせられた。

会ったこともない人だったけれど、

それらの人を「仮想ライバル」に仕立てて、

仕事に取り組んでいました。

 

ライバルの存在というのはとても重要だと思います。

僕は弱い人間です。すぐに怠ける。

だから、緊張感をもたらしてくれる、あるいは

焦らせてくれるライバルの存在というものが重要です。

 

そして今も、僕はライバルを探し続けています。

それは本の著者であったり、別分野で活躍している人だったりします。

自分の立ち位置が変わることで、ライバルの在り方も変わっていくのだと思います。