最近お会いした企業の広報担当者から聞いた話です。
人気商品の仕掛け人でもある方なのですが、
その話の中で印象に残った言葉があります。
「かっこいいパッケージに仕上がって、
自分は大満足だったんですが、全然売れなかった。
結局、お客さんを見ていなかったのだと思います」
例えば、駅のお土産売り場。
この頃は岩手県の企業の商品は、
パッケージも洗練されてきていることがわかります。
しかし、かっこよくなる一方で
岩手らしさが損なわれてはいないでしょうか?
岩手県のお土産の不動の1位は、かもめの玉子です。
パッケージは今風なものではありませんが、
ちゃんと「岩手の旅」を感じさせてくれます。
せっかく岩手に来たなら、「岩手らしいもの」を
お土産に選びたいというお客さんのニーズを
しっかり掴んだものとなっています。
知名度、商品のユニークさなど、いろいろ要因はあると思いますが、
このパッケージも売上に大きく貢献していると思います。