広告の業界では、「差異化」という言葉がよく使われます。
今の社会は「成熟化社会」とも言われます。
数多の商品が出回っていますが、
どれもが高品質で低価格。
デザインだって悪くない。
サービスという部分でも同じことが言えます。
どこの企業であっても、
大きな差がなくなってきています。
そういう環境下で、
自社の製品を選んでもらうためには、
「差異化」が必要になります。
同じような製品ではあるけれど、
ここが違います。それが差異化になります。
そして、差異化は、商品だけではありません。
これはブランディング論にも近づいてくるのですが、
企業自体に愛着を持ってもらうことも差異化につながるのです。
「あそこの企業が作るものなら安心できる」
「ああいう姿勢の企業は応援したくなる」
そういうことが非常に重要です。
うちの会社は差異化できるものがないという話も
よく聞きます。
しかし、企業の成長の「物語」は一つとして同じものはなく、
その企業独自のものであり、差異化の要素になります。