広告には、
「商品広告」と「企業広告」
大きく分けて、2つの種類の広告があります。
「商品広告」は
そのままずばり「うちのこの商品を買ってください」という
広告のことを言います。世の中の一番多い広告がこれに当てはまります。
広告の目的が商品を売ることなので、
商品のメリットをたくさん盛り込みたいという気持ちになるのですが、
広告主の意向と生活者にニーズがズレることで
望むような効果が得られない場合があります。
生活者が欲しているのは、
商品であることは間違いないのですが、
本当に欲しているのは、
商品を買うことで得られる
「経験」や「便利」です。
それが生活者の求める「メリット」です。
どんなに価格が安くても、
「メリット」が感じられないものに手は伸びません。
商品広告は、商品が主役になってしまい、
本当の主役である生活者が忘れられているケースが少なくないのです。