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出る前に負ける事考えるバカいるかよ

アントニオ猪木さんが亡くなりました。
猪木さんは「言葉のプロレスラー」でした。
節目節目に強烈な言葉を発信し、
その言葉が強い求心力につながっていました。
もちろんプロレスラーとして能力もずば抜けていましたが、
言葉に引き寄せられるファンも多かったと思うのです。
冒頭の言葉は、猪木さんの晩年、
ぐいぐいと台頭してきた若手レスラーと試合をする前に放った言葉です。
控室でレポーターが
「この試合で負けることは、『勝負は時の運』では
済まなくなりますが?(=世代交代)」と聞かれて、
ビンタ一発とともにこの言葉を発したのです。
この言葉はまさにその通り。
競合コンペの仕事では、必ず勝ち負けがつきまといます。
勝てるのか?負けるのか?
それはやってみないとわからない。
ただ企画書を書いている時には、
必ず勝つという気持ちで向き合っています。
数え切れないくらいの競合コンペを戦い、
なぜ獲得できたのかわからない仕事もたくさんありました。
それでもその理由を突き詰めるならば、
やはり「気持ちの強さ」だったのではないかと思うのです。
僕の後ろには、いっしょに戦ってくれる仲間が控えています。
彼らの努力をお金につなげるために、
僕は真剣に机に向かい、課題と向き合っています。
そしてこう思うのです。「出る前に負ける事考えるバカいるかよ」と。