インターネットが普及することで、
体験の価値が相対的に上がってきています。
直接会わなくても、
直接言葉を交わさなくても、
成立してしまうインターネットの世界が
広がることによって、
「体験」することを欲しているのかもしれません。
例えば、インターンシップもそうでしょう。
給料、休日、福利厚生、
求人票に書いてあります。
ただ、今の若者が重視する「会社の雰囲気」や
「人間関係の良さ」は求人票からは読み取れません。
その会社で働いてみて、自分の目で確かめたい。
それが「インターンシップ」に結びついていると思うのです。
りんごはスーパーマーケットや産直に行けば普通に変える。
それなのに、わざわざりんご農園に出かけて、
自分でもぎとったりんごを買いたいという人がいる。
交通費をかけて、田舎に行き、
なんにもない場所で過ごすことを喜ぶ人がいる。
体験の価値は、これからますます高まっていくと思います。