20分という時間に意味があります。
人間の集中力が続くのは、20分程度です。
例えば、長い会議があったとします。
1時間30分だとして、
その中で集中して、真剣に考えている時間は、
そんなに長くありません。もしかすると5分くらいかも知れません。
「ああ、そろそろ発言の順番が回って来そうだな」
「ちょっと考えてみるか」
「あれ、先に同じこと言われちゃったな」
「じゃあ、もうちょっと考えるか」
こんな感じ。
僕自身、会社員時代、こんなふうに会議の時間を過ごしていた。
僕は社員に対して、
仕事に取り掛かる前に、
「20分だけ真剣に考えろ」と指示を出します。
わずか20分と思われるかも知れませんが、
集中していれば、この短い時間で考えられることは
少なくありません。というか、企画書の全体骨子くらいは考えられる。
時間がない仕事だからと言って、
よく考えないまま、
手を動かし始めると、あまりいい結果にはなりません。
だから、20分だけ真剣に考える。
このやり方を実践することで、
けっこうな山を乗り越えてきたという自負があります。