これから書くことは今まで書いてきたことと
矛盾していると思われるかもしれません。
社員を育成することが自分の役目と考えてきました。
育成するには教えなければならないと思い、
自分の持っている経験やノウハウを
どうやれば伝えられるのかを考えていた時期があります。
しかし、最近では、
人が人を育てるなんて不遜なことではないかと
思うようにもなりました。
そして、僕ができることは「ガラスの天井」を外してあげる
ことではないかと。
「ガラスの天井」とは自分の「限界値」のことです。
目には見えないけれど、
このへんでもう無理だと決めつけてしまうのです。
だから、その「ガラスの天井」を外して、
もっとできるんだという経験をさせてあげる。
身をもって、それを経験した人間は
勝手に成長していきます。
そして、こちらの想像以上に
成長していきます。
そして、この「ガラスの天井」は20代を過ぎると
外すことが難しくなります。
若いうちに限界値を上げさせる。
それが最上の育成なのではと思うのです。