新しい仕事が出てきた時には、
その都度、スタッフ編成を考えます。
そして、その中には、
若いスタッフを入れたいという気持ちがあります。
できる限り場数を踏ませること、
成功体験をさせること、
理由はたくさんあります。
若いスタッフの、将来の完成型を予測するのは
とても大事なことだと思います。
この長所をさらに伸ばしていけばどうなるのか。
会社が変わる中で、こういう役割を果たせるようになるのか。
いろいろ想定しながら、若いスタッフを見るようにしています。
ビートルズには、ジョン・レノンとポール・マッカートニーという
稀代のソングライターがいました。
どちらかというと存在感に乏しく、作る楽曲も薄味だった
ジョージ・ハリソンですが、
最後のアルバム「アビイ・ロード」では、
ジョンとポールとくらべても、遜色ないソングライターに育っていました。
今ではなく、その人の未来の姿を考えてあげるのも
上司の大事な仕事だと思います。