会社の目標には3種類あると言います。
合理的計算型、ビジョン型、ランダム試行型の3つです。
合理計算型は、数値表現ができるものです。
「3年以内に、岩手県のシェア3割を獲得する」
というような感じです。
「ビジョン型」は、その名の通り、会社のビジョンと言っていいものです。
「先端と自然が共存する岩手を作り、住む人に選ばれる場所になる」
という感じになると思います。
そして、最後の「ランダム試行型」は、
「とにかく楽しもう」とか、「何でもいいから誰もやっていないことをやろう」
という感じになると思います。
ソニーの設立趣意書には、
「真面目なる技術者の技能を、
最高度に発揮せしむべき自由闊にして
愉快なる理想工場の建設」
とあります。
この趣意書をもっとわかりやすくすると、
「真面目に取り組む連中が、
最大限に力を発揮できるようにして
面白い工場、作っちゃおうぜ」
みたいな感じで「ランダム試行型」です。
「ランダム試行型」はちょっといい加減な感じもするのですが、
ソニーのようにその目標を掲げ、実際に実現している企業もあります。
そして、強い組織というのは、
この3つの目標をうまく組み合わせています。
数字だけじゃなく、理想だけじゃなく、気分だけじゃなく、
それらを上手に組み合わせていくことが大事なのだと思います。