「エモい」という言葉は、若者を中心に定着してきました。
たぶん、「感情が揺さぶられた状態」の時に「エモい」と表現するのだと思います。
同じように「解像度が上がる」という言葉も聞きます。
これも「わかりづらかったものが、明瞭になってきた」という状態の時に使われています。
今の時代は、若者の言葉を借りれば、「解像度」があらゆる分野で
上がっている状態だと思います。
例えば、テレビで紹介されていた外国の料理。
おいしそうだな、食べてみたいな、作ってみたいなと思い、
ネットで検索すれば、その料理に関する情報が出てくるはずです。
YouTubeを見れば、
その作り方、作り方のポイントが映像で紹介されていたりします。
まさに「解像度」が上がった状態で、目の前に提示されます。
料理を例に取りましたが、それ以外の分野でも同様です。
新しいカメラを買ったとして、
使い方がよくわからない部分があったとしても、
それもいろいろな形で回答が提示されています。
そして、この解像度が高い状態が続く中で、
なぜだかわからないけれど、「感情が揺さぶられるもの」に
人の関心が向いているような気がします。
説明がつかないもの、それでも感動してしまうものを
探しているような感じ。
そして、それに出会った時に「エモい」という言葉で表現する。
「エモい」と「解像度が上がる」は対を成しているように思えます。
そして、ビジネスのキーワードにもなるような気がしています。