第二次世界大戦後、
日本のそれまちの価値基準は大きく変わりました。
尊敬を集めていた軍人たちは
敗戦後、仕事を失い、そして権威さえ失った。
軍で階級が上だった人は
失意にいたでしょう。
今までの自分の存在価値を否定されたようなものです。
商売をするようになったとしても、
いかんせん素人仕事。
苦戦もしたでしょう。
そういう中で生き抜いた元軍人の商売人は、
ある人の言葉が支えだったそうです。
「商売というのは簡単。太陽のように生きればいいんだ。
太陽は二つのものを人に与えてくれる。
一つは熱。熱意を持って人に接すれば、
その熱は自然と相手に伝わる。
もう一つは光。光を与えて相手を照らし、
関心を持ってその人の存在を認めてあげること。
商売ではそれが大事」
この言葉は、商売の本質であり、変わらぬ真実だと思います。
僕もこの言葉に支えられています。