経営者の方と話していて思うのは、
自分あるいは自社の「旗を立てている」ということです。
多くの競合企業が並ぶ中、
生活者に選んでもらうための「旗」のことです。
たくさんある企業の中で、
遠くから見ても目立ち、
何が個性なのかがしっかり伝わる。
そういう「旗」を立てている企業は
営業活動に力を注がなくても、
値段を下げなくても、
仕事が集まってきます。これは本当です。
今日、屋根の工事をしている会社の社長さんと話しました。
これからの人口減少時代で売上を伸ばすためには、
小さくなっていくマーケットでシェアを上げなければならない。
他の会社と違うやり方をわかりやすく提示することで、
それが他社との差別化にもつながっています。
そして、この社長の素晴らしいところは、
顧客の求めていることを見抜く目です。
その顧客に合わせて、
配置する社員や仕事で重視することを変えているそうです。
生活者というのは、自分も含めて、本当に移り気です。
次はどこにしようかな?なんて考えるのが普通です。
そういう状況の中で、
選ばれる企業になることは難しい。
しかし、不可能ではないと、この社長が教えてくれています。