かつて高付加価値を持っていた商品から、
その付加価値が失われ、一般的な商品になることを
コモディティ化といいます。
例えば、ドローン。
市場に出てきた時は、
猛烈な付加価値を持っていました。
空撮というのはセスナなどに頼るしかなく、
非常に高額なものでした。
それがドローンがあれば簡単にできてしまう。
機体が小さいので、
セスナが入れない渓谷のような場所にも
入っていくことができます。
様々な夢を叶えてくれる商品だったと思いますし、
大きい付加価値を持っていた。
しかし、急速に普及することによって、
高性能なドローンが多くの人が買える値段になりました。
それによって、ドローンで撮影した映像は溢れかえっています。
最初感動していた映像にも見慣れてしまいました。
これがコモディティ化の結果です。
商品を作り出す企業は、
いつもコモディティ化の恐怖に
さらされています。
これからは製品を作るだけでなく、
新しい市場を作ることもやっていかなければならない。
大変なことですが、
厳しい競争下で生き残るためには、やらなければならない。