人間には、失敗する権利があります。
特に若い人にとっては、
その行使機会が多い。
少し残念なのは、
失敗を過剰に恐れる若者が
増えてきていることです。
これはある意味、
自分から「経験」を捨てていると思うのです。
失敗から学ぶことはそれほど多い。
周年誌の仕事で、
会社のトップにお話を聞く機会があります。
その取材の中で、
特に熱を帯びるのは会社の失敗や危機の話です。
あの失敗があったから、会社は成長できた。
飲み会の席で
成功した話はうざったい「自慢話」でしかありませんが、
失敗した話は、みんなが共有できる「笑い話」になります。
成功にはそんなに種類がありませんが、
失敗は本当に千差万別で、示唆に富んでいる。
これを避けて通ることは本当にもったいない。