わらび座の公演のPVを手掛けるようになって4年あまり。
その中で圧倒的に磨かれたのは、
2時間におよぶ公演を1分30秒にまとめる技術です。
まとめるだけでなく、この公演を「観てみたい」というところまで持っていく。
これは口で言うのは簡単ですが、相当難しい技術です。
エンターテイメントの場合、
すべてがわかる必要はありません。
すべてがPVを見ればわかってしまうのであれば、
わざわざ足を運んでもらうことができないからです。
PVを閲覧する人に想像させる。
あるいは、これはどういうことなんだという疑問を感じさせる。
何かがあったことを予感させる。
それがすごく大事なことだと思います。
撮影する際に、撮影スタッフは当たり前ですが、
全編を見ています。
たくさんのシーンの中から選び取って、
どのように伝えれば、足を運びたくなるかを考える。
撮影をしながら、物語のどこを取り上げるを考える。
わらび座の撮影は荷物も多くて、肉体的にも疲れるのですが、
それ以上に精神的にも疲れます。
頭と身体の両方をフル回転させる。そういう仕事だと思います。