北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が言っていた言葉にこんなものがあります。
「複数ポジションを守れて、2割6分を打てる選手がいればいい」。
この考え方は、昔のプロ野球とは大きく異なっていると思います。
古くは王・長嶋、イチロー、大谷翔平など、
太い大黒柱がいて、チームを支えている。
そういうスーパースター志向のチームが大半だったと思います。
今では、目覚ましい実績を挙げた選手は、
メジャーリーグへと流出してしまうのが当たり前になっています。
せっかく大きく育てたとしても、いずれ海の向こうへ旅立ってしまう。
そういう前提に立てば、
スーパースターに頼るのではなく、
全体のレベルを揃えることが、今の日本球界には求められているのかもしれません。
3割を打つことが一流の証とすれば、「2割6分」というのはすごい数字ではない。
ただ、例えば、3割を打つ選手が3人いたとしても、
それ以外の選手が2割4分しか打てなかったら意味がない。
2割6分の選手がスターティングに揃っていたら、やはりこれは強いチームだと思います。
個の爆発力よりも、組織としての再現性。
それが今の組織には求められるものだと思っています。
発展途上で2割6分の選手が、将来は3割を打つようになる可能性は
十分にあるわけですから。