ライト・ア・ライトを創業した時、
この会社は僕一人の会社にしていこうと考えていました。
正直、どれくらい仕事があるかもわからない状況でしたから、
人を雇うことなんて想像していなくて、
自分一人が食べていければいいかなと考えていたのです。
本当に感謝しかないのですが、
そこからたくさんの仕事をいただくことができ、
そうすうちに一人でやり切ることは難しい状況になってきました。
見積もりを作るだけで一日の大半が終わってしまう。そんな感じだったのです。
最初は常駐のフリーランスに頼っていましたが、
それでも足りなくなり、
社員として雇うようになった。
それがライト・ア・ライトの初期の姿です。
そして、人を雇うことを考え始めた時、
僕の頭に思い浮かんだのは、
1990年代の博報堂本社のチームのあり方でした。
当時の博報堂には、
そのチームのリーダーとなる方の名前が付けたチームがたくさんありました。
そして、その中でもひときわ輝いていたのが「宮崎チーム」です。
このチームは博報堂のクリエイティブを引っ張る存在で、
次々にヒットCMを生み出していた。
多分、キャリアの長い方であれば、そのCMや広告の名前を出しただけで
ああ、あのCMかと思い浮かぶようなものをたくさん生み出していたのです。
ライト・ア・ライトに社員を雇う時に考えた時に手本としたのはこの宮崎チームです。
宮崎さんを中心にして7名くらいの編成。
今でもこれくらいの人数がベストだと思っています。
宮崎チームのことを勉強する中で改めて知ったのは、
社内のスターを引っ張って来るのではなく、
面白そうな若手をあえて入れて、チームの中で育てていく姿勢です。
数人のスタークリエイターが集まった少数精鋭ではなく、
少人数のチームの中で鍛錬することで、精鋭になっていく。
その姿こそが素晴らしいと思ったところです。
ライト・ア・ライトの今の主力になっているのは
新卒で入ってきた若いスタッフです。
そういうスタッフが順調に育って、今の姿になっています。
キャリアも、実績もない、若手が集まって、
互いに支え合い、刺激を与えあいながら、
今のライト・ア・ライトを形作っているのです。