最近、角幡唯介さんの「43歳頂点論」を読みました。
冒険家として知られる角幡さんの本は
以前から読んでいました。
極地への挑戦を綴った本は
最初から最後まで緊張感があります。
読んでいる自分自身が
ちょっと息苦しくなるような。
その場に立ってきた本人の言葉は
臨場感に加えて、切実な願望があるように思います。
過去の偉大な冒険家たちが
なぜが43歳あるいはその前後で亡くなっている。
これはやはり理由があるのでは?という視点から
掘り下げた内容なのですが、
自分自身に当てはめてみても、
腑に落ちる点が多かった。
43歳と言えば、
体力的には下り坂です。
気持ちに応えられる体力はなくなっていく年齢です。
その一方で経験を重ねることで、
立てる冒険の計画は大きくなっていく。
体力の減退と計画の壮大さにギャップが生じて、
死という結果を迎えることもあるということ。
冒険家ではなくても、普通に仕事をしている人もそれは同じだと思います。
年齢を重ねることで、体力でカバーできていたものができなくなる。
任される仕事が大きくなるにつれて、追いつかない自分に焦るようになる。
そして、精神のバランスを崩してしまうということもある。
43歳頂点論を読んで思うのは、
そこを頂点と定めたら、
良い要点を迎えられるように準備や経験を重ねること。
そして、衰えている自分をちゃんと自覚すること。
それこそが一番大事なことだと思います。