message

起業する人の足腰を弱くしてしまったもの

東京のライターの友人で

クラウドファンディングの「その後」を

追いかけている人がいます。

クラウドファンディングでお金を集め、

商品を作り、販売する。これは珍しいものではなくなりました。

問題はその後です。

お金を集めたものの、その後にビジネスを拡大している人は

ほんの一握りの人だそうです。

 

お金を集める方法として、

クラウドファンディングは有効です。

しかし、ある意味、「簡単に」集められてしまうことが

起業する人の足腰を弱めているのかもしれません。

昔というか、つい最近までは、

事業を興したいという人は、

ちょっとずつお金を貯めて、

ビジネスの構想を固めていって、

そして満を持して起業するという流れだったと思います。

「簡単に」集められてしまうことで、

この過程がなくなってしまった。

さらには、自分で貯めたお金ではないだけに、

これは絶対に失敗できないという覚悟にも乏しい。

ビジネスが拡大しないのもわかるのです。

 

起業を促進する動きに対して、

否定することは何一つありません。

しかし、起業する人間の覚悟さらには責任感、

そういうものを磨くことも大事だと思います。