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短期合理と長期合理

人を評するときに、
能動的とか、受動的とか、
分けることがありますが、
中動的という考えもあります。

「自分には、この道しかない。どんな苦難があったとしても
 この道を突き進んでいく」

そういう風に自分の生き方を決めている超能動的な人は
本当にわずかだと思います。さりとて、これをやれ!と
人から言われたことをやっている人も多くはないと思います。

「こんな風に生きてきたら、いつの間にか、この道に進んでいて。
 でもそれがなんとなく性に合っていて」

みたいな人がいちばん多いと思う。これが中動的です。

人間というのは、能動的でも、受動的でもなくて、中動的。

いろいろな考えを持ち、その波の中を揺れながら
進んでいくのだと思います。

短期合理と長期合理という言葉もあります。
これもどちらも大事だと思います。

短期的にはこちらが合理的と思われることも
長期的合理に合わせるとズレていることは多々あります。
それでいいと思うのです。

例えば、ライト・ア・ライトの設備投資。

短期合理から言えば、
今需要があるものに投資するのがいい。
例えば、高いスペックのパソコンとか。

ただ長期合理で考えると、
その解は変わってきます。
将来的に働き方が変わって来るということを考えれば、
高いスペックのパソコンでありながら、
それもノートパソコンにするとか。
あるいは映像事業を伸ばすのであれば、
映像の機材に集中投資をするか。

そういうふうに短期合理と長期合理ではまったく違うし、
どちらも正解とも言えると思います。