測定執着と言う言葉はあります。
意味はそのまま。
測定することに執着するということです。
選択をする時に、
測定した数字というのはわかりやすいですね。
数字で示されると納得してしまう部分もあります。
アメリカでは、測定執着により
色々な問題が生まれていると言います。
アメリカでも医師にはランクが付けられています。
もちろん高いランクにある人は、患者が殺到するし、
それに応じた高額な報酬を得ることができます。
そういう状況の中で
医師の中では、ランクを落とさないようにするために、
難しい手術を断る医師が増えてきたそうです。
本来、難しい手術ほど、高い技術を持った医師が担当するべきなのに、
そこ本質とはズレが生まれてしまった。
医師の本質は、自分の技術で病気に苦しむ人を救い出すこと。
それが測定執着によって、遠くに置き去りにされた。
僕はSNSにも同じようなことを思います。
いつも尺度として出てくるのはフォロワー数の多寡です。
もちろん人気を示す意味はあると思うのですが、
なんだか違う方向に向かっているように思います。
ライト・ア・ライトはFacebookをやっています。
それでもフォロワー数を意識したことはありません。
うちのSNSで重視していることは、
将来、仕事を出してくれる得意先の目に留まることです。
それ以外は正直あまり意味がないと思っています。
同じ業界で見てくれている人がいることはうれしいけれど、
企業の経営者が見てくれることこそが本懐です。
測定執着によって、フォロワー数だけを増やすことにやっきになってしまう。
それはまったく意味のないことだと思います。というか、本質からズレている。