新規事業を成功させるためには、
既存事業で持っている技術・経験の
3割を使うことと言われています。
まったくの畑違いではなく、
自分の業種と関連性のある
事業をやったほうが
ノウハウも経験も活かせるというのが
大きな理由だと思います。
もちろんそれも納得できるのですが、
最近の傾向を見ていて、
それは危ういのではないかと感じています。
新規事業を展開する理由が
現在の事業の不振が大きな原因だとすると、
不振に陥っている業態の
ノウハウや経験は果たして活かせるのか
という疑問が湧き上がるのです。
自動車産業出身で農業を始め、
大きな成果を出している方がいます。
農業についてはまったくの素人の状態から始めたわけですが、
自動車産業で学んだ「仕組み」が活きた。
「ノウハウ」や「経験」ではなく
「仕組み」というところがポイント。
今までの農業の常識に縛られることなく、
新しい「仕組み」で取り組んだことが
成功の大きな要因になったと思います。