ある建設会社の女性役員の方にお聞きした話。
ここ数年で、就活生から
「社会に貢献できる仕事をしたい」という
言葉を聞くことが断然増えたそうです。
そして、そういう学生はほとんど採用されないという事実。
それはなぜか?
企業というのは当たり前ですが、利益を生み出さなければなりません。
「社会に貢献できる仕事をしたい」
その志はすばらしいことです。
否定するものではありませんし、
企業にも「貢献」は大事な役割だと思います。
しかし、その学生に、
「社会に貢献することで、当社にはどんな良いことがありますか?」
と重ねて質問すると、学生は口ごもってしまう。
「ビジネス視点」が欠如している学生は
内定を得ることはできません。
冒頭の女性役員が言っていたのは、
「こういうこと(社会への貢献)を言えば、
企業は評価してくれるだろう」
という浅い考え方が悲しいということです。