センスを磨く、クオリティを上げる。
そういう言葉がありますが、
非常に曖昧で具体性がない。
具体性がない限りは、
センスが磨かれることはないし、
クオリティが上がることもない。
例えば、センスを磨く。
そのために一流のものをたくさん見る。
これはセンスを磨くことの入口としては正しい。
ただ、その先が大事です。
一流のものをたくさん見て、
それを「模倣する」ことがセンスを磨くということです。
模倣することで、一流が考えていることの一端に触れることができます。
技術のすごいところがわかります。
そういうことがわかって、センスが磨かれていくのです。
クオリティを上げる。
そのために技術を磨く。
これはクオリティを上げるための入口としては正しい。
ただ、自分の足りない技術を見定めることが大事です。
すべての技術を一度に上げることには無理があります。
だから、細かく区分けして、一つひとつ克服していく。
足りないところを埋めたら、次の足りないところを埋める。
そうすることで、全体のクオリティが上がっていくのです。