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プロデューサー育成

プロデューサーの育成。
これはなかなか難しいことですし、
時間がかかることだと思っています。
それはプロデューサーが力を発揮できるスキルを
獲得するには時間がかかるからです。
そして、将来、プロデューサーになるという意識を持ち、
勉強していくことも重要なのです。

プロデューサーには、まず幅広い知識が必要です。

対峙するのは、制作スタッフだけでなく、得意先の経営者、
あるいは行政のスペシャリストであったり、多様です。
そういう方々をちゃんと話ができるように準備しておく必要があります。
また、例えば、経営者であれば、その方に対するマナーや言葉遣いも
厳しく見られます。「こんなことも知らないのか、こんなバカとは仕事ができない」
そういうことを言われることもあります。

プロデューサーには、人脈が必要です。

様々な種類の仕事を実現していくには、多くの人の手を借りなければ
なりません。仕事を頼める相手、相談できる相手。
厳しいスケジュールに協力してくれるスタッフの存在も必要になります。
それらは一足飛びにできるものではなく、時間をかけて築いた人脈が重要なのです。

プロデューサーには、お金の間隔が求められます。

ビジネスとして成立させるためには、コスト感覚が求められます。
どれがどのくらいの値段なのか、スタッフの人数、そこに支払うコスト。
それらを常に頭に置いておかなければなりません。

プロデューサーには、判断力が求められます。

即断即決が求められる。「一晩考えていいですか?」という状況はむしろ稀。
その場、その場で適切な判断をしなければなりません。
これにはやはり経験数が必要になります。
過去のケースと照らし合わせて、即答できることも大事な資質だと思います。

プロデューサーには、意志が求められます。

これがいちばん大事だと思います。自分がどういうことを成し遂げたいのか、
それを持っていないことには何も始まらない。
そして、自分の考えていることをちゃんとわかるように伝える能力も求められます。

ライト・ア・ライトのスタッフは、将来、ディレクターの役割をすることを求められます。
そして、そのさらに先にはプロデューサーになってほしいと思っています。