広告業界の境界線は
年々あいまいになってきています。
以前は広告会社が担っていた業務に、
テレビ局、印刷会社なども参入してきて、
広告会社はなかなか厳しい状況です。
自社でメディアを持っているところはほとんどなく、
差異化が難しいという事情もあります。
また、多くの会社が幅広いスキルを持つようになり、
広告会社に頼ってきたことが自社で出来るようになった。
さらには、経済環境の悪化で、
自社の利益を増やすために、なるべく自社完結を目指すようになり、
多くの会社が関わる横断的な仕事は減ってきています。
広告業界は、曲がり角を迎えていることは事実。
そして、その曲がった先にある未来を想定しなければと思っています。
自社メディアはないけれど、
テレビ局や印刷会社になく、
広告会社だけが持っているもの。
それは幅広い得意先構成と得意先との関係の深さだと思います。
これらの得意先の共通ニーズを束ねて、
新しい商品を作っていく。
それが、岩手の広告会社が生き残る術なのではと考えています。
広告会社は長い間、マージンビジネスをしてきた。今もそうです。
ただそこに頼ることはできない環境になってきている。
自ら作り、そして、それを商品に変えていくことが大事ではと思っています。