僕は新しいスタッフが入って来る時には、
最低二つの業務パターンを用意しています。
Aパターン、Bパターンというように。
年齢の若いスタッフには、
可能性が眠っています。
しかし、それは不確実なものです。
中途で入って来る場合には、
ある程度、技術を持った状態で入って来るので、
期待した通りの結果が出ます。
しかし、新卒の場合は不確定要素のほうが多いのです。
こういう成長を期待しているけれど、
そのまま順調にいくかどうかは実際に働いてみないとわからないのです。
だから、こんなことを期待しているというAパターン、
そして、Aパターンがうまくはまらない場合に備えたBパターンを用意しているのです。
僕が面白いと思うのは、Cパターンです。
これは入社1年以内にクリアに現れてくるものです。
働いている中で隠れていた適性が表出してくることがあるし、
本人たちも働く中で目覚めることもあるのです。
僕がこういうことをやってみたらと指示することはなくて、
本人たちが、ある意味、勝手に動き出す。
僕も予想していなかったCパターンというのは本当に面白いです。
Cパターンの道筋を残すために、大事なことは、
やはり経営者が若手を型にはめるのではなく、
あるいは焦ることなく、じっくり見極める時間を持つことが大事だと思います。
そして、本人たちの挑戦したいという気持ちに応える度量が重要だと思います。
僕は、僕も予想していなかった若者の変化を見るのが好きです。
だから、Cパターンが生まれる会社環境を作っていきたいと思うのです。