制作の業界は、猛烈に高齢化しています。
例えば、40代。
普通の業界で言えば、
ベテランの領域に入っている年代です。
管理職的な仕事も増えてきているはず。
しかし岩手県のクリエイティブの業界では、
そうはなりません。
現場で自身の手を動かしている人は多いですし、
その先のキャリアを考えても、
多分、最後まで手を動かさないと
お金を得ることができないのです。
60代で現役バリバリの方もいます。
現役であることは素晴らしいことではあるけれど、
その先のステップがないというのは、
けっこう厳しいことだと思うのです。
僕は制作会社の文化を変えたいと本気で思っています。
制作者の未来も変えられるようにしていきたいのです。
全体を見渡せるディレクター的な仕事の価値を高めていきたいし、
仕事をもらうだけでなく、仕事を自らの手で作り出せる環境も整えていきたい。
年齢を重ね、体力も落ちてきた時に、ちゃんと仕事ができるようにしていきたい。
そのためには、やはり仕事内容を変化させなければならないし、
岩手県の制作業界を支える、良質な若手を育てていかなければならない。
ライト・ア・ライトの若手スタッフは、
順調に育ってきています。
彼女たちがピークを迎えるまでにあと10年以上ある。
それまでの間に、企画制作会社の価値をさらに高めていかなければならない。